こんにちは。今回のテーマは 「小学校受験をしないご家庭でも幼児教室に通う理由」 についてです。
「幼児教室は小学校受験をする子のためのもの」と思っている方は多いかもしれません。
しかし実際には、受験を考えていなくても幼児教室に通うことは大きな意味があります。本記事では、その理由や幼児教育が向いているご家庭について解説します。
カジきっず 代表 梶
京都で小中学生向けの超少人数学習塾「カジきたラボ」幼児教育「カジきっず」を創業した現役講師であり経営者。
2児の父でもあり、教育現場と子育ての両面から自ら学ぶ子を育てる教育を追求している。
小中学生へ向けた授業動画やお母さんへ向けたお役立ち動画をアップしたYouTubeは動画数1000本以上、毎月2万回以上の再生回数を超える。幼児から高校生のお子さんを持つお母さんをメインに見て頂いています。

幼児教室は受験だけのためではない
多くの人は「公立小学校に進むなら幼児教室は不要」と考えがちです。実際に幼児教育を運営し始めて、体験授業を受けた人や問い合わせをいただいた人からそのような声をいただきました。
確かに日本には義務教育制度があり、小学校に進学すること自体は保証されています。
しかし、問題となるのは 入学時点での学びの差 です。
幼稚園や保育園では教育内容が明確に定められていないため、平仮名が書ける子もいれば、まだ文字がほとんど読めない子もいます。この差は「学力差」ではなく「学習経験の差」ですが、入学直後に苦手意識を持ってしまう原因になります。
幼児教室が向いているご家庭の特徴
それでは、どんなご家庭に幼児教室が向いているのでしょうか?
- 共働きで忙しく、家庭で十分に時間を取れない
- 幼稚園や保育園の教育プログラムが少ないと感じる
- 兄弟姉妹が多く、一人あたりにかける時間が少ない
- 通信教育や市販教材を試したが続かなかった
週に1回程度でも通うことで、子どもの学びの基盤づくりに大きな違いが出ます。むしろ予定を詰め込みすぎず、楽しみながら続けられるペースが理想です。
幼児教室の種類を知る
幼児教室には大きく分けて2種類あります。
- 小学校受験対策型 有名私立や国立附属小学校の合格を目的とし、過去問演習や行動観察などを行います。
- 学びの基礎づくり型 知育教材や教具を使い、言葉・数・思考力を育てることに重点を置きます。
受験を考えていないのに受験型に通うと、不要な暗記や特殊な対策に時間を取られ、遊びや日常的な学びの機会を失うことにもなりかねません。
カジきっずでは、幼児期に身につけておきたいこととして、
①聞く力、②読む力、③考える力の3つを重要視しています。
この3つの力は小学生に進学した後にも必ず必要とされる能力です。

小・中学生指導で培ってきた、将来の学習に結びつく幼児教育に取り組んでいます。
ぜひ体験授業でカジきっずのレッスンを体験してみませんか?
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幼児期に育てたい3つの力
① 言語の発達
- 絵を見て答える
- 平仮名を読んで単語を理解する
- しりとりや対話で言葉の力を伸ばす
- 名前が書ける程度の文字習得
② 思考力の練習
- 数を数える、ものの多少を比べる
- 簡単な足し算の感覚を持つ
- パターン認識(形の組み合わせ、規則性)
- 立体や空間の理解(ブロック、迷路など)
③ 運筆力・表現力
- 鉛筆で線をなぞる、塗り絵をする
- 色や形の認識
- 最終的には平仮名の書きにつながる
これらは一見家庭でもできそうですが、継続的に行うことが難しい部分です。幼児教室では「机に座って学ぶ習慣」や「先生との対話」など、家庭だけでは得にくい経験ができます。
いつから通うのがよい?
おすすめは 3歳頃から です。
0〜2歳で通うことも可能ですが、成果が見えにくいのが実情です。3歳になると「理解してできる」「覚えてできる」経験が一気に増え、子ども自身のモチベーションも高まります。
もちろん、ご家庭の事情によって開始時期は異なります。5歳から始めても効果はありますし、兄弟や通いやすさなどを考慮して決めるのがよいでしょう。

まとめ
- 幼児教室は小学校受験だけのためではなく、 学びの基盤づくり に大きな役割を持つ
- 苦手意識を持たずに小学校に入ることが、その後の学びの伸びに直結する
- 言葉・思考・運筆の3つをバランスよく育てるのが大切
- 通うなら3歳頃からがおすすめ
地元の小学校に進学予定だから幼児教室は不要、と思っていた方の参考になれば幸いです。
👉 詳しくは動画でも解説しています。ぜひご覧ください。